欅坂46『アンビバレント』のよく分かる歌詞解釈!!

みなさんこんにちくちびる👄

くちびるブログのジョーです!

実は小学生のときからさっしー推しでずっとアイドルが好きです。

今回は欅坂46の『アンビバレント』の歌詞解釈をします!

欅坂46の7枚目のシングルです!

ちなみに欅坂の推しは原田葵ちゃん😎

 

公式でMVも公開されました!

さっそく、ご覧ください!

曲:欅坂46

作詞:秋元康

 

それでは歌詞を見ていきます! 

 

ambivalent about..

ambivalent about..

ambivalent about!

 

まずアンビバレントというのは、

ambivalent 両価的な,相反する感情を持つ,あいまいな

とあります。(weblio英和和英辞書)

ここで大事なのは「相反する感情」という点ですね。

 

好きだというなら否定しない

嫌いと言われたって構わない

誰かの感情気にしても

しょうがない

 

まず、「好き」「嫌い」という「相反する感情」が出てきます。好きでも嫌いでもいい。誰かの感情は気にしません。

 

他人に何を思われても

何を言われても聞く耳持たない

干渉なんかされたくない

興味がない

 

ここまで「否定しない」「構わない」「持たない」「されたくない」「興味がない」で韻を踏んでいます。

ここで大事な点は、やはり「アンビバレント=相反する感情を持つ」という点です。

「誰かの感情気にしてもしょうがない」と言いつつ、気にしてしまう。「興味がない」といいつつ気になってしまう。

そんか人間の心理をうまく描いています。

 

blah blah (hey!) blah blah (hey!)

孤独なまま生きて行きたい  blah blah (hey!) blah blah (hey!)

だけど1人じゃ生きられない

 

「blah blha」というのは、「ブラブラ」、つまり、歩いている様子を表しています。

MVでも平手友梨奈が1人で歩くシーンがありますね。

そして「孤独なまま生きていたい」「だけど1人じゃ生きられない」というのは、まさに「相反する感情」ですね。

 

ラブソングばかり流れるseason

マジ恋人いない聞くなreason

誰かは誰かを必要たぶん

世の中ロマンスで回って

 

「season」「reasoe」「たぶん」で韻を踏んでいます。

ラブソングばかり流れる季節。今はラブソングはいつの時代でも流れますから、この時点ではいつのことか分かりません。

恋人いない理由をきくな。誰かは誰かを必要で、ロマンスで世界は回っている。

ここでは、

「ラブソング」の「ン」

「season」の「s」

「マジ」の「マ」

「reason」の「r」

から「ロマンス」が導かれています。

 

ねえ何をしたいの?

どこに行きたいの?

私だったら何もしたくない

 

ここも「何もしたくない」けれども何かしたいのです。

 

誰かと一緒にいたって

ストレスだけ溜まってく

だけど1人じゃずっといられない

ambivalent

 

1人でいたい、だけど1人ではいられない。まさにambivalentです。

 

あっちを立てる気もないし

こっちを立てる気だってまるでない

人間関係面倒で及び腰

 

「及び腰」を調べると

1.やや腰をまげ、手を伸ばして物を取ろうとする、不安定な姿勢。
2.比喩的に、自信ややる気のない態度。
 とでてきます。

つまり、しっかり「立っていない」のです。ここが「立てる気がない」と関連しています。そしてやや腰を曲げている、というのは「面倒」、面(つら)を倒している状態です。

また、「立てる気もない」「立てる気だってまるでない」という歌詞から、「及び腰」の「やる気がない」状態を連想できます。

 

話を聞けば巻き込まれる

良いことなんかあるわけないじゃない

それでも誰かがいなけりゃダメなんだ

 

誰かがいても良いことなんてないのに、誰かがいなけりゃだめ、まさにアンビバレントな状態です。

 

I know (hey!) I know (hey!)

ちゃんとしていなくちゃ愛せない

I know (hey!) I know (hey!)

ちゃんとしすぎてても愛せない

 

ちゃんとしなくちゃ」「ちゃんとしすぎてても」これもまさにアンビバレントです。

そして、I know (hey!)の音は、「愛の塀」と同じ音です。つまり、「愛せない」ということにつながります。

そんなことは、本当に作詞した秋元康が考えているのか!?という方がいるかもしれませんが、このブログの最初の記事で述べたとおり、これは「テクスト論」による観点です。作者が考えているか、考えていないかに関係なく、このような解釈も可能である、ということを示しています。

 

夏だから猫も杓子も猛ダッシュ

ハッシュタグ付けた恋なんてごめん

太陽味方に付けたような

よくいるタイプの単細胞

 

ここの2番のパートは1番のパートをより具体化したものになっていますね。

ここでラブソングばかり流れるseasonは夏であったことが分かります。

猫も杓子も(ねこもしゃくしも)というのは誰も彼もという意味です。

ここを「誰も彼も」と言わずに「猫も杓子も」ということによって、猫が「猛ダッシュ」している様子、つまり、動物的な本能に従った恋愛がイメージされ、「子」という字が入ることから「子どもっぽい」イメージも付加されます。

そして「ダッシュ」と「ハッシュタグ」で韻を踏んでいます。

SNSでの恋愛を「太陽味方に付けたような のくいるタイプの単細胞」とマイナスに見ていますね。しかし、この歌はアンビバレントであることを忘れてはいけません。

見下していながら、そんな恋愛を出来る人々が羨ましいと思う部分もあるのです。

 

さあ何を始める?

どんな会話する?

やりたいことは別にないけれど

 

ここも同じで、「やりたいことは別にないけれど」何かしたいのです。

ここでは、「何かしたいの」とあえて言わないことによって、その意味合いが強く伝わっています。この手法を黙説法と言います。

 

ずっと自分だけの世界に

引きこもっていたいのに

青空の下で

まだ無理をしなきゃいけないか?

 

先ほどの歌詞の「太陽」から「青空」と繋がることで、夏のイメージが鮮明に浮かびます。

 

好きだというなら否定しない

嫌いと言われたって構わない

誰かの感情気にしてもしょうがない

他人に何を思われても

何を言われても聞く耳持たない

干渉なんかされたくない興味がない

blah blah (hey!) blah blah (hey!)

孤独なまま生きて行きたい

blah blah (hey!)

blah blah (hey!)

だけど1人じゃ生きられない

WOW WOW WOW WOW WOW WOW WOW WOW WOW WOW WOW WOW WOW WOW WOW WOW WOW WOW WOW WOW WOW WOW WOW WOW

blah blah (hey!)

blah blah (hey!)

blah blah (hey!)

blah blah (hey!)

 

ここは今まで出てきた歌詞が何度も繰り返されますが、この繰り返しにはとても重要な意味合いがあります。

少し難しい話をすると、文章には2つの要素があります。「ナレーション」と「フィクション」です。「ナレーション」とはどう書かれているか、ということ。「フィクション」はその内容です。ここでは、この「ナレーション」と「フィクション」が相関関係を持っています。

どういうことかと言うと、「アンビバレント」とは「相反する感情を持つこと」、2つのものを一緒に持つわけです。つまり、「フィクション(内容)」が「2つのものが一緒に並ぶ」ということになります。

そして、「ナレーション(書かれ方)」の面でみると、繰り返しが多い、つまり反復しているのです。

具体的にみてみると、「否定しない」「構わない」「しょうがない」「持たない」「興味がない」などに共通する「ない」や、「WOW」、「blah blah」が繰り返されています。

反復するということは2つ以上のものが並ぶということです。つまり、「ナレーション」と「フィクション」に関係性があるということになりますね。しかも「blah blah」においては、文字面だけ見ても2つのものが並んでいるのです!

 

願望は二律背反

押し付けの理性なんて信じない

 

二律背反を調べると、

論理的にも事実的にも同等の根拠をもって成り立ちながら,両立することのできない矛盾する二つの命題間の関係をいう,論理学の用語。

と出てきます。簡単に言うと、矛盾する2つのものが並ぶということですね。アンビバレントです。

そしてなんと、二律背反の「二」と「反」は「2つのものの反復」につながります笑

 

あっちを立てる気もないし

こっちを立てる気だってまるでない

人間関係面倒で及び要

話を聞けば巻き込まれる

良いことなんかあるわけないじゃない  

それでも誰かがいなけりゃダメなんだ

I know (hey!) I know (hey!)

ちゃんとしていなくちゃ愛せない

I know (hey!) I know (hey!)

ちゃんとしすぎてても愛せない

1人になりたいなりたくない

1人になりたいなりたくない

oh yeah

だけど孤独になりたくない

どうすればいいんだ?

この夏

ambivalent about..

ambivalent about..

ambivalent about..

ambivalent about!

 

この『アンビバレント』には秋元康のすごいところが出ていて、どのようにすごいかというのは『サイレントマジョリティー』に似ています。

実はambivalentを調べたところ、英検1級レベルの単語なのです。普段なかなか知ってる人はいませんよね。しかし、この2つの感情を持っているという状態は、みんな身近に共感します。

身近に共感を得られるものに、普段接することのない難しい言葉をぴったりと当てはめてしまう。それが秋元康の凄さです。

こうすることによって、これを聴いている人たちは、難しい言葉を自分の身近な体験に当てはめて、頭が良くなった気になるのです(汗)

サイレントマジョリティー』も同じですね。普段、みんなと同じが安心で、発言するのが怖いというのは多くの人がもつ感情ですが、「サイレントマジョリティー」という言葉を知っている人は多くありません。それをぴったりと当てはめて、頭が良くなったように勘違いさせてしまう。それが秋元康のマジックであり、売れる理由だと思います。

 

それではみなさん、今日はここまで!

さよならリップ💋