Awesome City Club『Don't Think,Feel』の今までにない歌詞解釈!

こんにちくちびる👄

両親は美形なのにブスです!ジョーです! 

テスト期間だったので、前回から日付が空いてしまいました。と、言いつつテスト勉強は全くしませんでした。

今回はAwesome City Club『Don't Think,Feel』の歌詞解釈をしたいと思います!

まずは聴いてみてください!

歌:Awesome City Club

作詞:いしわたり淳治・マツザカタクミ

作曲:atagi

 

それでは歌詞を見ていきましょう!

Last Train 飛び乗った12時半 あくびまじり
やりかけのデスクワークは置いといて 会いに行くよ

リスケばかりで フェルメール展はもう 中吊りが外れてた

12時半の終電に飛び乗って会いに行くという主旨のことが書いてあります。

リスケというのは、「リスケジュール」つまり、何度も予定を変更していたということですので、会う約束をしておいて、なかなか会えなかったということです。

どれくらい会えなかったかというと、ヨハネス・フェルメールの美術展の中吊りが外れてしまうくらいの期間は。

ここで大事な点は英語やカタカナが多く使われている点です。

「Last Train」「デスクワーク」「リスケ」「フェルメール展」といった具合です。

これは意味的に考えたら、

「終電」「事務作業」「日程調整」「美術展」でもいいわけです。

しかし、そうすると、この曲の雰囲気に合わなくなってしまいます。

実は外来語やカタカナを多くするという手法はベストセラー作家の村上春樹もよく使う手法です。

カタカナをたくさん使うことで「かっこよく」見えるということですね。

簡単な手法と言えます。

 

『会いたいなんて 言わないから 会えないなんて 言わないで』

これは先程までの歌詞に対する女性のセリフですね。

会えない、会いたいという気持ちをセリフで表現しています。

このセリフの置き方、絶妙です。実は特殊な技法を用いているのです。

セリフの種類を説明していきます。まず、セリフは、

①直接話法

②間接話法

③自由間接話法

と、三種類に分けられます。どのように違うかと言うと、

①彼は「……」と言った。

②彼は……と言った。

③彼は言った。……

この……がセリフ部分です。今小説でも何でも、①の直接話法が多いですが、直接話法にしてしまうと、どうしても会話が単調に、幼稚に見えてしまいます。しかし、書き手側からすると、明確に「セリフ」と分かりやすいので、多用してしまうのです。②の間接話法は直接話法から「」をとった形です。こうすると、地の文とセリフ部分を区別して書かなければならないので、①の直接話法より技術が必要です。

そして、最後に③の自由間接話法ですが、これはうまく使えるととても効果を発揮します。セリフが強調され、雰囲気が出るのです。『Don't Think,Feel』のセリフで①~③を比較してみましょう。

①彼女は「会いたいなんて言わないから会えないなんて言わないで」と言った。

②彼女は、会いたいなんて言わないから会えないなんて言わないで、と言った。

③彼女は言った。会いたいなんて言わないから会えないなんて言わないで。

①、②より③の方がセリフが際立って見えませんか?

この歌では、自由間接話法のようにセリフを際立たせるため、セリフのみがポンと置いてあるのです。

Don't Think 眠るより
Feel It 眠らずに君と朝まで
愛だけが疲れを消すのさ

ここは文字通り。「愛」を重視しています。
抱きしめて
Don't Think もう二度と
Feel It 醒めない夢があるのなら
君の愛だけが見せるのさ

この「抱きしめて」が重要な部分です。これが身体論の歌だということが分かります。身体論は前回の記事でもやりましたが、斉藤和義がよく使う考え方です。内面や、性格、言葉よりも、目に見えるもの、身体的なものを重視した考え方です。

Last Train 滑り込んだ君の駅 小雨まじり
改札に泣き叫んで喧嘩する 恋人たち
ねえ僕たちも 彼らみたいに 感情に素直なら

終電で、君の最寄り駅に着きました。「滑り」「小雨」「泣き」が構造的になっています。

『平気なふりは 得意だから 会えなくても 気にしないで』

ここは1番と同じように、自由間接話法的にセリフが強調されていますね。

感情に素直になれたらいいけど、「君」は『会えなくても気にしないで』と言います。

Don't Think 言葉より
Feel It 本能の赴くままに
この愛に理由は要らないのさ

ここの歌詞はまさに身体論的です。言葉や理由は愛に必要ありません。

手探りで
Don't Think 肌と肌
Feel It 重ねた唇の中に
君の愛を感じたいのさ

「手」「肌」「唇」と身体的なものが続きますね。愛を感じるのには身体が重要なのです。

実はこの『Don't Think,Feel』という題名も身体論的なものだったわけです。

 

それではみなさん、今日はここまで!

さよならリップ💋