東京事変『女の子は誰でも』の今までにない歌詞解釈!!斉藤和義との共通点!?

こんにちくちびる👄

ジョーです!!

今回は東京事変『女の子は誰でも』の歌詞解釈をします!

椎名林檎のピンクの髪色に憧れて僕もピンクに染めたのですが

f:id:papiwaiwa:20180710170211j:image

デッカちゃんとかエイリアンとか言われました😇

 

それではPVをご覧下さい!

歌:東京事変

作詞:椎名林檎

作曲:椎名林檎

 

それでは歌詞を見ていきましょう!

女の子は誰でも魔法使いに向いている
言葉を介さずとも肌で感じているから

さっそく重要な点なのですが、この歌は身体論的な視点から描かれています。

身体論とは文字通り、身体を大事にする観点のことで、言葉など目に見えないものよりも、目に見える身体的なものを重視するものです。

この身体論は斉藤和義がよく利用しており、『君の顔が好きだ』で色濃く表れています。

『女の子は誰でも』の途中ですが、聴いてみてください!

ここからは一旦、『君の顔が好きだ』の歌詞をのせます!

僕が僕である事を 人に説明する事の無意味さを
君の表情はいつでも教えてくれる
言葉はいつも遠回り空回り
風に乗って消えちまう 形ある物を僕は信じる

安定 計算 それも確かに
大切な事かもしれない
DOWNな夜はそんな事ふと思う
不思議なもんさ
そんな日は君の胸が僕を子供に戻す
その瞬間を僕は信じる

君の顔が好きだ 君の髪が好きだ
性格なんてものは僕の頭で
勝手に作りあげりゃいい
君の肩が好きだ 君の指が好きだ
形あるものを僕は信じる※

むずかしい事はよくわからない
でも君がいないとさみしい
まぶたを閉じても君だけは映る
君が君であるために
僕はいったい何をしてやれるだろう
僕を深く悩ませる君のために…

君の顔が好きだ 君の髪が好きだ
朝も昼も夜も切なさに酔って
胸痛めてる自分もいい
君の声が好きだ 君の顔が好きだ
この瞬間が続く事を祈る△

(※くり返し)
(△くり返し)

歌:斉藤和義

作詞:斉藤和義

作曲:斉藤和義

 

身体論的な部分はで示しました。

世の中では、恋人を顔で判断するのはタブーというような考え方があります。中身で判断しないといけないというようなものですね。斉藤和義はその考え方に釘を打って、顔が大事じゃないか、身体が大事じゃないか、ということを歌っているわけです。

言葉はいつも遠回り空回り
風に乗って消えちまう 形ある物を僕は信じる

とあるように、「言葉」ではなく「形のある」身体を信じるのです。

さて、長くなりましたが、『女の子は誰でも』の歌詞に戻ります。

 

女の子は誰でも魔法使いに向いている
言葉を介さずとも肌で感じているから

 

言葉を使わないで、肌で感じるという、身体論的な観点を魔法使いに例えています。秀逸です。

 

淋しさへ立ち向かうにはぜんぶ脱いで最初に覚えた呪(まじな)い一つだけ思い出して

 

「最初に覚えた呪(まじな)い」とは何か。身体論的に考えると、2つの解釈が可能です。

1つは「セックス」です。「ぜんぶ脱いで」ともあることからこれが考えられます。そして、「最初に覚えた」とあることから初めての「セックス」だと考えられます。

もう1つは「涙」です。「最初に覚えた」というところから、裸で産まれてきて最初に行う行為は「涙」なので、この解釈も可能です。

 

女の子は何時でも現在(いま)が初恋でしょう
惚れた貴方だけには魔法使いも形無し

 

身体論的には、今、この一瞬を大事にします。『君の顔が好きだ』でも「その瞬間を僕は信じる」とあるように、「現在(いま)が初恋」なのです。惚れた人には魔法使いも言葉を使ってしまうこともあります。

この例は斉藤和義の『やわらかな日』から読み取れます。

 

レーズン入りのコーンフレーク
カーテンを開ければサンシャイン
二人分のコーヒーが沸いた
「ちょっとこの記事読んでみて」
彼女が手渡した新聞にはこう書いてあった
「事故で亡くした夫の体から取り出した精子で受精成功」
彼女は言った
「すごい愛だと思わない?」

今日二本目の煙草
もしも僕がこの記事の夫だったら 考えてみる
少し怖い気もあるし ちょっと嬉しい気もする
「ねぇ どうなの?」って彼女がせかす
「ねぇ ものすごい愛だって あなたは思わないの?」
「まだ何も言ってないだろ」
「じゃどうなの?」
「うん そうだね」
「もう つまんない人」

誰より大切な君との こんな朝が僕は好き
何より大事な答えを 君は知ってるから

ベジタブルカレーライス
窓を開ければムーンライト
二人分のビールをついだ
「今日ね 誰かが言ってたの」
彼女が話す瞳には戸惑いがあった
「どんなに好きな人でも五年たてば冷めるって…
私たちは大丈夫でしょ? ねぇ どうなの?」
「うん そうだね」
「もう つまんない人」

誰より大切な君との こんな夜が僕は好き
そいつを言葉にしたら その後何処を見りゃいいの?

「ねぇ ものすごい愛だって あなたは思わないの?」
「まだ何も言ってないだろ」
「じゃどうなの?」
「うん そうだね そう思うよ」

誰より大切な君との こんな朝が僕は好き
何より大事な答えを 君は知ってるから
言葉は胸の中 君には見えてるはずさ そうだろ?
それより触りたい そのやわらかな肌に
もっとずっと もっと ずっと

レーズン入りのコーンフレーク
カーテンを開ければサンシャイン
二人分のコーヒーが沸いた

 

歌:斉藤和義

作詞:斉藤和義

作曲:斉藤和義

 

言葉的な部分はで、身体論的な部分はで示しました。

この歌の彼女は、言葉で愛を確かめようとしていますが、主人公が大事なのは彼女とのこの瞬間であり、そのやわらかな肌に触れたいのです。

この歌の言葉の部分が『女の子は誰でも』の「惚れた貴方だけには魔法使いも形無し」の部分なのです。 

 

やりかたを忘れたときはぜんぶ解いて
贋物(まやかし)を見抜く占い一つだけ思い出して

 

ここの部分の歌詞は

言葉→身体

を表しています

「やり方を忘れてた」というのは言葉で訴えようとしてしまったということであり、そんなときは「ぜんぶ解いて」、つまり、裸になって、初めてのセックスを思い出して、と読み取れます。

そして、この歌がすごい点は、呪術的は言葉が構造的に使われている点です。「魔法使い」「呪(まじな)い」「贋物(まやかし)」「占い」と言った具合です。

 

女の子はお砂糖と薬味(スパイス)とで出来ている
気休め喰らわずとも時めきを嗅ぐから
この胸は甘く満ちてはち切れるほどに
願い事を焦がされて何処までも苦いの

 

ここの歌詞は本当に秀逸です。

「お砂糖」と「薬味(スパイス)」のイメージから、「喰らう」「嗅ぐ」につながります。そして「お砂糖」は「甘く」、「焦がす」と「薬味(スパイス)」のように「苦い」のです。

ここの構造は見事としか言いようがありません。

 

唱えてみて一度だけライクアバージン

 

「ライクアバージン」≒「処女のように」から考えると、「最初に覚えた呪(まじな)い」 「贋物(まやかし)を見抜く占い」は最初のセックスとなります。

そして、この「ライクアバージン」がカタカナで固有名詞的に使われていることから、日本語から英語への繋がりがスムーズになっています。

 

And when you talk to me it's paradise
All words seem to turn into love songs

(貴方のその声だけで舞い上がってしまう)
(すべての言葉を愛の唄へ変身させるほど)

 

言葉が声によって愛の唄になるということは、声は身体的なものなので、言葉→身体の図式に当てはまります。

 

And if I could be the one in your heart
Just two people till death do us part

(もしも貴方が私の最期の恋人だったなら)

(いずれ結ばれる運命のふたりだったなら)

 

If I am with you it's no consequence
That blood flows through my veins
I'm begging you

(ただ一人の貴方と過ごすこのひとときを)

(現実だとも幻想だとも呼びたくはないの)

(お願い)

 

Give your kiss to me now
Would you fly me to heaven?

(いますぐにここでキスして)
(天国へ連れて行って戴ける?)

 

キスというのは、まさに身体的な行為です。

そう考えると椎名林檎の『ここでキスして。』も身体論を用いた歌だということが分かりますね。

それではみさなん、今回はここまで。

さよならリップ💋