チャットモンチー『染まるよ』の今までにない歌詞解釈!!

こんにちくちびる👄

ジョーです!!

 

今回は僕の大好きな曲

チャットモンチーの『染まるよ』の歌詞解釈をしようと思います!

まずはこの切ない雰囲気を味わってみてください🚬

 

歌:チャットモンチー

作詞:福岡晃子

作曲:橋本絵莉子

 

それでは歌詞を見ていきましょう!

 

歩き慣れてない夜道を ふらりと歩きたくなって
蛍光灯に照らされたら ここだけ無理してるみたいだ

普段は歩かない夜道を歩きたくなっていることから、なにか複雑な心境であることが読み取れます。

蛍光灯が夜道を照らしているのが「無理している」という表現、とてもよくわかります。ぽつんとしていて、自分も無理しているのでしょう。

大人だから一度くらい 煙草を吸ってみたくなって
月明かりに照らされたら 悪い事してるみたいだ

大人だけど吸ったことのない「煙草」。この歌の重要なキーワードです。

今度照らしてくるのは月明かり。「煙草」=「悪い事」というイメージがあるようです。

あなたの好きな煙草
わたしより好きな煙草

ここでガツンときます。「煙草」は「あなた」が好きだったもので、この歌が失恋ソングであったことが明らかになるのですが、ここの「煙草」の繰り返しは絶妙すぎます。たまりません。

いつだって そばにいたかった
分かりたかった 満たしたかった
プカ プカ プカ プカ
煙が目に染みるよ 苦くて黒く染まるよ

「あなた」への後悔の思いを歌っていますが、ここですごいのが五感の使い方です。

普通、煙草は嗅覚的なイメージが強いものですが、ここでは、その煙草を「プカ プカ プカ プカ」というは、オノマトペ(擬音語)を利用して聴覚イメージから描いています。

かと思うと、「煙が目に染みる」のです。つまり、「目」による視覚イメージも重なり、「目に染みる」のは、のイメージにも重なります。

そして、「苦くて」というのは味覚です。煙草の灰の黒いイメージ、つまり視覚的イメージが、失恋の心情とマッチします。

ここの五感の使い方は本当に見事です。

火が消えたから もうだめだ
魔法は解けてしまう
あなたは煙に巻かれて 後味サイテイ

ここは、「火が消える」「煙にまかれて」「後味」という煙草の関連語で、心情をうまく表現しています。構造的な表現です。

真っ白な息が止まる
真っ黒な夜とわたし

ここは「白」と「黒」の対照的な視覚イメージです。ちなみに、白は、文字通りの「息」と「煙」の白。黒は「夜」と煙草の灰の「黒」を表していると推測できます。

いつだって そばにいれたら
変われたかな マシだったかな
プカ プカ プカ プカ
煙が目に染みても 暗くても夜は明ける

ここで重要な表現は「暗くても夜は明ける」というところ。いままで失恋への後悔が続いていたが、次に進まないといけない、という意味もありますが、見事なのが、これが時間の表現になっているというところ。歌詞を遡って見てみてください。

一番最初の歌詞は「歩き慣れてない夜道」、つまり、夜だったのです。それが、この歌を聴いていたことによって流れた時間とともに、この歌の中のストーリーでも夜から夜明けへと時間が流れているのです。

あなたのくれた言葉
正しくて色褪せない
でも もう いら ない

ここは失恋を乗り越えようとしている表現。煙草が服に染み付くようにあなたの言葉は色褪せません、という視覚的でもある表現。しかし、それはもういらないのです。

いつだって あなただけだった
嫌わないでよ 忘れないでよ
プカ プカ プカ プカ
煙が雲になって 朝焼け色に染まるよ

 

それでも、嫌わないでほしい。忘れないでほしい。忘れられないわけですね。

そして最後もまたすごい。「煙が雲なって」と聴いた時に、聴者は、煙草が空に向かってモクモクと上がっていく様子を想像します。そして、その雲は「朝焼け色」に「染まって」いるのです。これは先ほども述べた時間経過の技術で、「夜」道を歩いて、別れた恋人について考えているうちに、「夜」は明けて、空は「朝焼け色」に染まるのです。

それでは、みなさん、さよならリップ💋