東京事変『キラーチューン』の今までにない歌詞解釈!!

こんにちくちびる👄

ジョーです!!

今回は東京事変の『キラーチューン』の歌詞解釈をします!

いくつか『キラーチューン』の歌詞解釈ブログがあったのですが、どれも僕の解釈とは違うなぁと感じる部分があったので、これを取り上げました。

どんどんエロくなっていきますね……林檎姉さん。

そんな林檎姉さん作詞の『キラーチューン』。

まず聴いてみてください!

 

 

まず、キラーチューンという題名の意味からですが、コトバンクによると、人をひきつける魅力的な曲、とあります。

 

さてさっそく歌詞解釈に入りましょう。

「贅沢は味方」もっと欲しがります負けたって
勝ったってこの感度は揺るがないの
貧しさこそが敵

贅沢するにはきっと財布だけじゃ足りないね
だって麗しいのはザラにないの
洗脳(わな)にご注意

ご覧、ほらねわざと逢えたんだ
季節を使い捨て生きていこう
夜も秋も盗めないよ
貴方は私の一生もの

贅沢するにはきっと妬まれなきゃいけないね
ちょっと芳(かぐわ)しいのを睨まないで
欲しがらないなら

「今日は一度切り」無駄がなけりゃ意味がない
絶対美しいのは計れないの
溢れ出すから

ご覧、険しい日本(ここ)で逢えたんだ
探し出してくれて有り難う
空も恋も騙せないよ
私は貴方の一生もの

歌:東京事変

作詞:伊澤一葉

作曲:椎名林檎

 

 

この歌詞は、贅沢、財布というような部分と、恋愛的な要素がありますが、この2つが関係せずに、パートに分かれているのだと書いてあるものが見受けられました。

しかし、そんな関係しないものを歌詞として書くでしょうか。いや、そんなことはありません(反語)。歌を聴く時のように、歌詞を上からなぞっていきましょう。

 

「贅沢は味方」もっと欲しがります負けたって
勝ったってこの感度は揺るがないの
貧しさこそが敵

 

まずこの部分ですが、最初の「贅沢は味方」。

日本が太平洋戦争に参戦するにあたって国民の戦意高揚のためにかかげたスローガンである、「ぜいたくは敵だ!」をもじったセンス抜群の表現。この表現から想像されるものは、当時国民に強いられた耐久生活とは真逆のもの。贅沢をしましょう、というものです。それに続く表現として、もっと欲しがります、貧しさこそが敵、というものがありますが、この表現の繰り返しで、「贅沢は味方」が際立ちます。

 

そして、負けたって勝ったって、という表現ですが、この時点ではまだどういう意味かは分かりません。

 

贅沢するにはきっと財布だけじゃ足りないね
だって麗しいのはザラにないの
洗脳(わな)にご注意

財布、という表現が出てきます。麗しいの、とは、「贅沢は味方」や「財布」という表現からも読み取れるように、ブランド品等のことでしょうか。

「洗脳(わな)にご注意」からは、偽物のブランド品を連想させます。

ここまでは、贅沢、ブランド品など、一貫して「物」がテーマの曲のように読み取ることができます。

 

ご覧、ほらねわざと逢えたんだ
季節を使い捨て生きていこう
夜も秋も盗めないよ
貴方は私の一生もの

ここで、「わざと逢えたんだ」とありますが、これだけ見ると、逢えた?となります。今までのテーマとあまり関係がないように見えます。

季節を「使い捨て」からは、物を使い捨てするイメージが浮かび上がり、夜も秋も「盗めないよ」からは、ブランド品や、宝石などを盗むというような印象を受けます。

そして、ポイントは次の1節です。

「貴方は私の一生もの」

ここでの、「貴方」はものすごく意味がある言葉です。実は、今までの「物」についてだと思っていた表現は、全て「貴方」に置き換えることが出来るのです。

つまり、物やお金の歌だと思っていた歌が、この「貴方」という言葉によって恋愛ソングに変わるのです。

この観点からもう一度1番の歌詞を確認してみましょう。

 

「贅沢は味方」もっと欲しがります負けたって
勝ったってこの感度は揺るがないの
貧しさこそが敵

 

ここは、男を贅沢に選ぶことは味方ととらえることができます。

最初意味の分からなかった「負けたって勝ったって」というのは、恋の勝負の勝ち負けであるということが推測でき、その次も男に対して消極的に行くことが敵だ、というようにとれます。

 

贅沢するにはきっと財布だけじゃ足りないね
だって麗しいのはザラにないの
洗脳(わな)にご注意

 

男と積極的に贅沢な恋愛をするには、財布(お金)だけじゃ足りません。

いい男はザラにいるものではないのです。

騙してくる男には注意しないと。

ご覧、ほらねわざと逢えたんだ
季節を使い捨て生きていこう
夜も秋も盗めないよ
貴方は私の一生もの

貴方に逢えたんだ。貴方と季節を使い捨て生きていこう。貴方との夜と秋という時間は盗めないよ。ということになります。

ちなみに、ここまで読まれた方はもう分かるかもしれませんが、「一生もの」というのはブランド品等の「物」と関連する表現ですね。

この「物」と「恋愛」の2つの観点から、2番もこのまま解析していきたいと思います。

 

贅沢するにはきっと妬まれなきゃいけないね
ちょっと芳(かぐわ)しいのを睨まないで
欲しがらないなら

 

 

恋の贅沢をするには、嫉妬されないといけません。三角関係のようなことを言っています。

「ちょっと芳(かぐわ)しいのを睨まないで 欲しがらないなら」

というのは、恋の勝負をしないのであれば、恋愛の匂いがするのを睨まないで、というように解釈できます。

「芳しい」からは香水のイメージ、「欲しい」は物欲のイメージを読み取れます。

 

「今日は一度切り」無駄がなけりゃ意味がない
絶対美しいのは計れないの
溢れ出すから

「1度きり」というのは「物」の使いきりイメージですね。

恋愛をして、美しいものは計れないのです。「計る」は、金属やジュエリーの重さを計るイメージ。

 

ご覧、険しい日本(ここ)で逢えたんだ
探し出してくれて有り難う
空も恋も騙せないよ
私は貴方の一生もの

 

 

「物」的な意味でも不況の日本で「貴方」と逢えたんだ。

ブランド品を探すように、「探しだしてくれて有り難う」。

偽のブランド品で騙すようには「空も恋も騙せないよ」。

一生ものの宝石のように「私は貴方の一生もの」なのです。

 

このように、この歌は「物」の表現が歌全体に構造的に使われていて、それが恋愛とつながっている、という歌なのです。「物」パートの「恋愛」パートに分かれているわけではなく、2つは関係しているのです。

 

ここまで作詞した林檎姉さんは考えていないだろ、というの人がいるかもしれませんが、それでもいいのです。1つ前の記事でもお話したように、解釈は読書(聴者)それぞれ持ってて良いのですから。

 

それでは長くなりましたが、読んでいただき、ありがとうございました!

みなさん、さよならリップ💋